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バレエダンサー堀内將平の日記です

マダムバタフライ



マダムバタフライの記事を何度か書いては消して、を繰り返していました。
どうしても文章がまとまらず。
別に、この記事がそんなにまとまっている訳ではないですが(笑)

1年間かけて作ってきた作品です。
どうしても自分の中でピンカートンという役柄の答えが見つからなくて。正確には、答えを見つけたつもりでいたのに、他のキャストの演技を見ると、自分が間違っているように思たり、考え始めると分からなくなります。
舞台が終わった今でもまだ考えています。果たして自分の演じたピンカートンが正しかったのか、もっと良くできたのではないのか、もっと説得力のあるピンカートンがあったのではないか、と。

いつも役柄を考えるときは、1人の人としてその役を考えるようにしています。そうすることで見ているお客様が共感し、物語により引き込まれると考えるからです。
例えばカルメンのドンホセという役も、登場のシーンとラストのシーンでは全然別人のように見えますが、あくまで同一人物で、突然に変わったのではなく、カルメンを殺してしまうまでに至る心の移り変わりがあります。そしてそれは、舞台の上にだけ存在する台本じみたものというよりは、ともすれば皆さんのすぐ近くに存在し得る人であるべきだと思うんです。本当にいそうな人間らしさ、一人の人というのが大切だと思うので。
ピンカートンも蝶々夫人との出会いの場面と再会の場面で、同一人物でなくてはいけないと思っています。しかし振り付けや音楽も考慮すると出会いのシーンはやはりロマンチックで、蝶々夫人に心惹かれるという表現が適切な気がします。それが結婚式や初夜のパドトへも繋がっていますし。なので再開の場面になって、「コマドリが巣を作る頃には戻る」と約束した愛した人への想いが消え失せているのは不自然ですし、あまりに冷酷な態度を取るわけにもいきません。
しかしオペラをふまえると、またストーリーを考えると、やはりピンカートンという役はもっと酷い人を演じなくてはいけなかったのかな。でも、そうすると、出会いの場面からもっと蝶々夫人への態度を傲慢にして、あ、あと結婚式でワルツ教えたりもおかしいか、、、それかもっと遊び人な演技にしたら、でも遊び人だったらオペラみたいに蝶々夫人にわざわざ再会しに来る誠実さはないかな?
などと考え始めると堂々巡りになり、何が正解なのか、、、
正解は1つでないとわかっているのですが。つくづく難しい役です。
またいつか踊る機会があったら、その時はまた別の解釈で。もしかしたら、今回とまったく同じ解釈かもですが。ほら、正解は色々なので(笑)

今日嬉しかったことが、自宅に帰ってポストを覗くと、小学校の頃お世話になっていた担任の先生から葉書が届いていました。内容は舞台を見たことに関してでした。
バレエダンサーという職業をしていて有り難いことの1つは、バレエを頑張ることで家族や今までお世話になってきた人々へ、恩返しができるということです。
もちろん自分としては、恩返しをしたいから頑張っているというわけでは無いのですが、スタジオに1人練習しているその時間が、人々への恩返しに繋がるというのは、なんだか不思議です。

コメント、メッセージは読んでいます。
いつもありがとうございます。
たくさんのご来場と、いつも応援感謝しています。
ではでは、おやすみなさい。
舞台が終わり、夜更かししてます(笑)

写真は、舞台を見てくださった方が撮ってくれたもの!良き~~

7 Comments

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2019.10.17 09:52 | | # [edit]
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2019.10.17 13:44 | | # [edit]
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2019.10.17 22:02 | | # [edit]
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2019.10.17 23:30 | | # [edit]
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2019.10.18 00:22 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
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2019.10.22 11:56 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
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2019.11.06 16:38 | | # [edit]

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